君と僕
凸凹な僕らの 新しいstory 始まる
夜明けの光 微笑む僕ら 幸福の
始まりのベルが鳴り 僕らは歩き始めた
迷路のようなこの街で はぐれてしまわないよう 手を繋ごう
二度とこの手は離さない 君に誓うよ
目の前が行き止まりだったら 道に迷ってしまったら
引き返せばいいさ その時間さえ君となら 楽しくなる
一生終わりのない恋をしよう このままずっと迷い続けよう
大丈夫 君と僕なら この迷路の中でも生きていけるさ
君が退屈しないよう 僕が話をつくるから
僕が疲れたとき 笑っておくれ
君が疲れたとき 笑っていよう
半人前の僕だけど
君と僕とで一人だから
自殺
彼は微笑んでいた
木のぬくもりを感じているのか
白くきれいな布の中
彼は微笑んでいた
彼は微笑んでいた
すすりなく声が聞こえているか
赤く激しい炎の中
彼は微笑んでいた
ペット
紐でつながれた僕は
君のように自由に歩けない
ここでじっとしていたら
君においていかれてしまう
君を追いかけようとすれば
この紐が僕をしめつける
自由になりたい 自由が欲しい
ロボット
眠たい目をこすりながら
僕らは頭に知識をつめこむ
役に立つとか立たないとか
それを考えるのはあとでいい
とにかくなんでも覚えるんだ
でもふと考える
考えることのほうが大切だ
考えることができるから
僕らは人間でいることができる
ロボットとの違いはそこだけだから
今日も明日もあさっても
僕らは知識を詰め込んで
考える時間を与えられず
そうして亡くなっていく
ロボットとの違いはどこだ?
破滅
草花が涙を流し始めた
もうお終いだ
人間たちは気付かなかった
僕たちは死んでしまう
もうお終いだ
あれだけメッセージを送ったのに
誰一人として気付かない
草花が枯れ始めた
もう間に合わない
人間たちが騒ぎ出す
もう間に合わない
今さら焦っても遅いのだ
草花が消え、人も消えた